社内SE・ヘルプデスクの職務経歴書の見本
新卒で情報システム部に入り、ヘルプデスクと端末管理を2年経験した若手の職務経歴書です。社内SE の採用では、対応の量と質、そして仕組みで問い合わせを減らした経験が評価されるため、件数と改善の成果を中心に書いています。
採用担当者が見るポイント
- 対応の規模: 社員数、問い合わせ件数、対応手段(電話、チャット、対面)。
- 解決力: 初回解決率、エスカレーションの基準、対応時間。
- 仕組み化: マニュアル、FAQ、手順書、自動化で手間を減らした経験。
- 扱える環境: Windows、Microsoft 365、Google Workspace、Active Directory、ネットワーク機器。
- 伸びしろ: 基本情報技術者などの資格や、インフラ・セキュリティへの学習。
職務要約の書き方
会社の規模と担当範囲、経験年数を書き、対応件数と改善の成果を1つずつ加えます。次に伸ばしたい分野で締めると、志望動機ともつながります。
社員約300名の物流会社の情報システム部で2年間、ヘルプデスクと端末・アカウント管理を担当しています。月平均250件の問い合わせに対応し、よくある質問のマニュアル化で問い合わせ件数を2割減らしました。基本情報技術者試験に合格し、インフラ領域へのステップアップを目指しています。
未経験から社内SE を目指す場合
家電量販店のパソコン売り場で3年間、初期設定やトラブルの相談に対応してきました。ITパスポートに合格し、現在は基本情報技術者試験に向けて学習中です。社員の困りごとを早く解決する社内SE として、接客で培った説明力を生かしたいと考えています。
使える実績の例文
見本にないものも含めた、この職種で伝わる実績の書き方です。型を借りて、自分の数字を入れてください。
- パスワードリセットのセルフサービス化を提案し、関連する問い合わせを月60件から15件に削減。
- 社内の IT 資産台帳を整理し、所在不明だった PC 18台を回収。
- 新入社員30名向けの IT オリエンテーションを担当し、初週の問い合わせを前年の半分に。
- プリンター保守の契約を見直し、年間約80万円のコストを削減。
- フィッシングメール訓練を年2回実施し、開封率を18%から5%に低下。
- ヘルプデスクの対応履歴をチケット管理に移行し、平均解決時間を可視化して2日から1日に短縮。
- テレワーク開始時に VPN の設定手順を整備し、1週間で社員200名の接続を完了。
- 拠点の Wi-Fi のアクセスポイントを12台増設し、接続トラブルの問い合わせを7割削減。
書くべきスキル
専門スキル
ヒューマンスキル
書いておきたい資格・免許
- ITパスポート: IT の基礎知識の証明。未経験からの応募でも評価されます。
- 基本情報技術者・応用情報技術者(IPA): 社内SE としての基礎力を示します。
- Microsoft 認定(MD-102 など): Microsoft 365 環境を管理する職場で有利です。
- CCNA(シスコ): ネットワークを担当したい場合に。
枚数と構成
経験2〜3年なら A4 で1枚。担当範囲と件数を職歴の最初に書き、資格は独立した項目にします。
よくある失敗
- 「問い合わせ対応」だけで、件数や対応範囲が書かれていない。
- 扱った OS やツールを具体的に書いていない。
- 改善の取り組み(マニュアル化、自動化)を省いて、日々の作業だけを並べている。
- アルバイトの経験を書きすぎて、本業の職歴が短く見える。
よくある質問
ヘルプデスクの経験はどう書けば評価されますか?
件数、対応範囲、解決率と、仕組みで問い合わせを減らした工夫を書きましょう。ヘルプデスクは数字にしやすい仕事なので、改善前と改善後を比べて書くと伝わります。
社内SE から開発職に移れますか?
移れます。業務の自動化スクリプトや社内ツールの開発経験があれば、プロジェクトとして書きましょう。学習中の言語や作ったものを GitHub で示すとさらに伝わります。
資格がなくても応募できますか?
応募できます。実務経験が優先されますが、基本情報技術者などを学習中であれば「2026年秋期 受験予定」と書いておくと意欲が伝わります。