看護師の職務経歴書の見本
病棟の看護師から救急、主任、看護師長まで、看護師のキャリア段階ごとの職務経歴書です。どれも看護部の採用担当者が読む順番で、免許と診療科、病棟の規模と看護体制、そして改善した成果を書いています。
- 病棟看護師外科・消化器病棟で6年。受け持ち患者数、転倒防止の成果、プリセプター。中堅
- 救急看護師救命救急センターの初療看護師。トリアージ、受け入れ件数、教育担当。中堅
- 主任看護師内科病棟の主任。勤務表作成、新人教育、残業削減、ファーストレベル修了。リーダー・主任
- 看護師長整形外科病棟の師長。病床稼働率、離職率、医療安全、セカンドレベル修了。管理職
看護部の採用担当者が最初に見ること
看護師の書類選考で最初に確認されるのは、看護師免許の有無、経験した診療科と病棟の種類、夜勤や救急対応などの働き方、そしてその分野での経験年数です。職務要約の1文目でこれらを伝え、職歴ごとに病院の規模と病棟名を書きましょう。
日本の看護師の転職では履歴書だけで応募できる病院も多いですが、職務経歴書があると、どの病棟で何ができるかが具体的に伝わります。認定看護師や専門看護師の資格、クリニカルラダーのレベルは、資格欄と職歴の両方で目立つように書きます。
病院名より病棟を書く
病院名は地域の外ではあまり伝わりません。伝わるのは病棟の中身です。「急性期一般病院(400床)の消化器外科病棟(45床)、7対1看護、2交代制」のように、病床数、診療科、看護体制、夜勤の形を書きましょう。
そのうえで、看護の現場で日常的に測っている指標から成果を1〜2つ加えます。転倒・転落件数、褥瘡発生率、インシデント報告、患者満足度、在院日数、離職率などです。プリセプター、リーダー業務、委員会活動も、役職がなくても指導力を示す実績になります。
枚数の目安
経験5年ほどまでなら A4 で1枚、複数の病院や診療科を経験した人、主任・師長などの管理経験がある人は2枚が目安です。派遣や短期の勤務が多い場合は、診療科ごとにまとめて書くと、職歴が細切れに見えません。
よくある質問
看護師の転職に職務経歴書は必要ですか?
履歴書だけで応募できる病院もありますが、求められることも増えています。求められなくても、経験した診療科や担当した業務を具体的に伝えられるので、用意しておくと面接でも役立ちます。
看護師免許の取得年月はどこに書きますか?
履歴書の免許・資格欄に正確に書くのが基本です。職務経歴書でも資格・免許の項目に「看護師免許(2018年取得)」のように載せておくと、経験年数がすぐに伝わります。
電子カルテの種類は書いたほうがいいですか?
書いておくと役立ちます。富士通、NEC、ソフトウェア・サービスなど、使い慣れたシステムが応募先と同じなら、導入時の教育が短くて済むと判断されます。
夜勤の回数や看護体制まで書くべきですか?
書いたほうが伝わります。「2交代制、夜勤月4〜5回」「7対1看護」などは、どのくらいの負荷の中で働いてきたかを示す情報です。夜勤なしの職場を希望する場合も、これまでの経験として書いて構いません。