看護師長の職務経歴書の見本
整形外科・リハビリ病棟の師長を5年務め、別の病院の師長や副看護部長を目指す看護管理者の職務経歴書です。看護管理者には病棟を経営する視点が求められるため、病床稼働率、離職率、医療安全の数字を中心に書いています。
看護師長この見本を使う
採用担当者が見るポイント
- 管理の範囲: 病床数、スタッフ数、予算や人事評価を任されているか。
- 経営指標の改善: 病床稼働率、在院日数、時間外勤務、加算の取得など。
- 人材の確保と定着: 離職率、採用、面談制度、働き方の改善。
- 医療安全と質: 重大事例の減少、多職種の取り組み、クリニカルパス。
- 管理者教育: 認定看護管理者教育課程、看護管理学の修士、医療安全管理者研修。
職務要約の書き方
看護師としての年数と管理職の年数、病棟の規模を書き、経営・人材・安全の成果から2つを選んで加えます。
看護師として22年、うち看護師長として5年、主任として4年の管理経験があります。整形外科・リハビリ病棟(55床、スタッフ40名)の師長として、病床稼働率の改善、離職率の低下、医療安全の推進に取り組んできました。認定看護管理者教育課程セカンドレベルを修了し、看護部の委員長も務めています。
副看護部長に応募する場合
看護師長として7年、2つの病棟を経験し、病床稼働率の改善と離職率の低下で成果を上げてきました。看護部の教育委員長として全部署のラダー研修を統括しています。サードレベルを修了し、看護部全体の人材育成と働き方改革を担いたいと考えています。
使える実績の例文
見本にないものも含めた、この職種で伝わる実績の書き方です。型を借りて、自分の数字を入れてください。
- 夜勤専従と短時間勤務の制度を整え、子育て中のスタッフ6名の離職を防止。
- 看護必要度の記録の精度を監査で高め、評価の誤りを月30件から5件に削減。
- 病棟の時間外勤務を1年で35%削減し、年間約600万円の人件費を抑制。
- 入退院支援の専任看護師を配置し、入退院支援加算の算定件数を2倍に。
- 看護学生の実習受け入れを年40名に拡大し、うち8名が翌年に入職。
- 病棟の患者満足度を2年で78%から91%に改善。
- 医療安全委員として院内の転倒予防マニュアルを改訂し、全20部署に展開。
- スタッフ全員と年2回の面談を行い、異動・研修の希望の8割を実現。
- 新しい電子カルテの導入時に病棟の責任者を務め、移行初月のインシデントを前年同月比で半減。
書くべきスキル
専門スキル
ヒューマンスキル
書いておきたい資格・免許
- 看護師免許: 取得年を書きます。
- 認定看護管理者(日本看護協会): 取得していれば最初に書きます。
- 認定看護管理者教育課程(セカンドレベル・サードレベル): 修了年とあわせて書きます。
- 医療安全管理者養成研修: 医療安全の担当経験とあわせて評価されます。
枚数と構成
管理職の経験が長いので A4 で2枚が目安です。師長としての職歴を詳しく書き、スタッフ時代は1〜2行にまとめます。
よくある失敗
- 師長としての成果が「病棟の管理」だけで、数字がない。
- スタッフ時代の臨床の説明が長く、管理の実績が埋もれている。
- 病院全体の病床数と、担当病棟の病床数の区別がない。
- 受講した管理者教育や修士課程を書いていない。
よくある質問
看護師長の職務経歴書で重視されることは?
病棟の規模、経営指標の改善、人材の定着、医療安全の4つです。どれも自分の病棟で測れる数字があるはずなので、改善前と改善後を書きましょう。
離職率は書いてもいいですか?
改善したなら書くべき成果です。前任者を批判するような書き方は避け、取り組んだ内容と結果を淡々と書きましょう。
認定看護管理者の資格がなくても応募できますか?
求人によります。教育課程の受講歴と管理の実績を具体的に書けば、資格取得の見込みとあわせて評価されることもあります。