ジュニアエンジニアの職務経歴書の見本
新卒で自社サービスの会社に入り、2年目を迎えたバックエンドエンジニアの職務経歴書です。若手の採用では、任された範囲の広さと、自分で考えて改善した経験、学び続ける姿勢が見られるため、担当工程と小さくても具体的な成果を書いています。
採用担当者が見るポイント
- 担当工程と範囲: 機能追加だけか、設計・テスト・リリース・運用まで経験しているか。
- 開発環境: 言語、フレームワーク、データベース、クラウド、チーム開発のツール。
- 自分で考えた改善: 性能改善、テストの追加、不具合の削減など、小さくても数字のある成果。
- 学習と個人開発: GitHub、個人開発、技術記事、勉強会での発表。
職務要約の書き方
サービスの内容、技術、年数を書き、自分で考えて出した成果を1つ加えます。最後に今学んでいることを書くと、伸びしろが伝わります。
飲食店向け予約サービスの開発チームで2年間、Ruby on Rails によるバックエンド開発を担当しています。機能追加からテスト、リリースまでを一通り経験し、管理画面の検索を高速化してページの表示時間を半分にしました。現在は TypeScript とクラウドの設計を学んでいます。
SES・受託から自社開発へ移りたい場合
受託開発会社で2年間、業務システムの詳細設計からテストまでを担当してきました(Java、Spring Boot、Oracle)。チームでのレビュー文化を大切にし、担当した帳票機能の不具合をリリース後ゼロに抑えました。ユーザーの反応を見ながら改善できる自社サービスの開発に挑戦したいと考えています。
使える実績の例文
見本にないものも含めた、この職種で伝わる実績の書き方です。型を借りて、自分の数字を入れてください。
- N+1 問題を解消して API のレスポンスを平均300ミリ秒から120ミリ秒に短縮。
- 定期実行のバッチ処理を見直し、夜間処理の時間を40分から12分に短縮。
- エラー監視を導入し、本番障害の検知までの時間を平均30分から5分に。
- コードレビューで指摘の多い項目をチェックリストにまとめ、差し戻しを3割削減。
- 社内勉強会で Rails のテスト設計について発表し、参加者20名から改善の提案を受けて運用に反映。
- アクセシビリティの改善に参加し、主要画面の Lighthouse スコアを68から92に向上。
- ステージング環境を Docker で再構築し、新しいメンバーの環境構築を1日短縮。
- 問い合わせの多い不具合10件を自分から調査して修正し、関連する問い合わせを月30件削減。
書くべきスキル
専門スキル
ヒューマンスキル
書いておきたい資格・免許
- 基本情報技術者(IPA): 若手エンジニアの基礎力の証明として評価されます。
- 応用情報技術者(IPA): 2〜3年目で取得するとさらに評価されます。
- AWS Certified Cloud Practitioner・Solutions Architect – Associate: クラウドを使う開発チームで有利です。
枚数と構成
実務2年なら A4 で1枚。職歴、個人開発、学歴、スキルの順にします。職歴が短い場合は、個人開発や研究を1項目ずつ具体的に書きましょう。
よくある失敗
- 技術名を並べるだけで、何を作り、何を改善したかが書かれていない。
- チームの成果と自分の担当の区別がない。
- 個人開発のリンクがない、またはリポジトリに説明がない。
- 学生時代のサークル活動の説明が長く、実務の内容が薄い。
よくある質問
実務経験が1年未満でも職務経歴書を書けますか?
書けます。担当した機能や業務を具体的に書き、個人開発や研修での制作物で補いましょう。第二新卒の採用では、伸びしろと学ぶ姿勢が重視されます。
個人開発はどこに書きますか?
「プロジェクト」の項目を追加して、職歴の下に書きます。使った技術、作ったものの概要、利用者数や反響など数字があれば添えましょう。
GitHub を載せるべきですか?
人に見せられるコードがあれば載せましょう。README に概要と使った技術を書いておくと、採用担当者が短時間で理解できます。