店長の職務経歴書の見本
ドラッグストアチェーンで12年、店長として5年の経験を持つ人の職務経歴書です。店長の採用では、任された店舗の規模と、売上・利益・人の3つをどう動かしたかが見られるため、店舗ごとに規模と成果を数字で書いています。
採用担当者が見るポイント
- 店舗の規模: 年商、売場面積、スタッフ数、業態。
- 売上と利益: 前年比、予算達成率、粗利率、客単価。
- コスト管理: 人件費率、廃棄ロス、在庫回転。
- 人の採用と育成: 採用人数、離職率、育てた副店長や社員。
- 顧客満足: 満足度調査、クレームの減少、地域での取り組み。
職務要約の書き方
業態と年数、店長の年数、今の店舗の規模を書き、売上・コスト・人の成果から2つを選んで加えます。
ドラッグストアチェーンで12年、うち5年は店長として3店舗を担当してきました。現在は年商約8億円、スタッフ35名の大型店を任され、売上を2年で前年比112%に伸ばしながら、人件費率を1.5ポイント下げました。パート・アルバイトの採用と育成に力を入れ、離職率を半分にしています。
店長からエリアマネージャー・本部職へ
小売チェーンで店長として7年、4店舗を担当し、すべての店舗で売上の前年比を上回ってきました。人件費率の改善とスタッフの定着で成果を出したことから、複数店舗を支えるエリアマネージャーとして、店舗運営の仕組みづくりに取り組みたいと考えています。
店長から異業種の営業へ
飲食チェーンで店長として5年、年商1億円の店舗の売上・人件費・採用を任されてきました。数字を見て打ち手を考え、人を動かす経験を生かし、法人営業として顧客の課題解決に取り組みたいと考えています。
使える実績の例文
見本にないものも含めた、この職種で伝わる実績の書き方です。型を借りて、自分の数字を入れてください。
- 地域の健康イベントを年4回開き、新規の会員登録を年間1,500人獲得。
- キャッシュレス決済の利用を促す声かけで、利用率を35%から60%に向上。
- 新任の副店長2名を育成し、2名とも1年以内に店長に昇格。
- 棚卸の手順を見直し、作業時間を1回あたり8時間から5時間に短縮。
- 季節商品の売場を前倒しで展開し、夏季の売上を前年比120%に。
- 本部の新しい発注システムの試験導入店として、エリア12店への展開を支援。
- クレームの記録と共有を徹底し、重大なクレームを年10件から2件に減少。
- アルバイトの採用方法を見直し、応募数を月5件から20件に増加。
- 万引き対策の売場改善で、不明ロスを年間約150万円削減。
書くべきスキル
専門スキル
ヒューマンスキル
書いておきたい資格・免許
- 登録販売者: ドラッグストアで一般用医薬品を販売するために重視される資格です。
- 販売士(リテールマーケティング検定): 小売の知識の証明として評価されます。
- 食品衛生責任者: 飲食や食品を扱う店舗で必要とされます。
- 防火管理者: 店舗の責任者として選任されていた場合に書きます。
枚数と構成
A4 で1〜2枚。店舗ごとに規模と在任期間、成果を書き、資格は独立した項目にします。
よくある失敗
- 店舗の規模(年商、スタッフ数)が書かれていない。
- 売上だけで、利益や人件費、廃棄の管理が書かれていない。
- スタッフの採用・育成の成果を書いていない。
- 「店舗運営全般」とだけ書き、何を変えたかがわからない。
よくある質問
店長の職務経歴書で最も伝えるべきことは?
任された店舗の規模と、売上・コスト・人のそれぞれで出した成果です。前年比や改善前後の数字で書きましょう。
売上が下がった店舗の経験はどう書きますか?
市場や競合の変化がある中で、何に取り組み、何を守ったかを書きます。「競合出店の中、客数の減少を前年比3%にとどめた」のような書き方ができます。
店長から本部職に移れますか?
移れます。複数店舗の経験、新しい仕組みの試験導入、数値分析の経験があれば、エリアマネージャーや商品部、店舗開発などで評価されます。