MR(医薬情報担当者)の職務経歴書の見本
内資系製薬会社で7年、糖尿病・循環器領域を担当してきた MR の職務経歴書です。MR の転職では、担当領域と施設の種類、新薬の採用やシェアの実績、そして適正な情報提供の姿勢が見られるため、それらを具体的な数字で書いています。
採用担当者が見るポイント
- 担当領域と施設: 疾患領域、病院か診療所か、施設数、基幹病院の担当経験。
- シェアと達成率: 処方シェアの推移、売上目標の達成率、支店や全国での順位。
- 新薬の採用: 薬事審議会での採用、発売時の立ち上げ。
- 講演会・情報提供: 企画した講演会、Web での情報提供の工夫。
- コンプライアンス: 販売情報提供活動のガイドラインに沿った活動。
職務要約の書き方
会社の種類、年数、担当領域と施設数を書き、シェアや採用の実績を1〜2つ加えます。
内資系製薬会社で7年間、MR として糖尿病・循環器領域を担当してきました。基幹病院と診療所を合わせて約120施設を受け持ち、新薬の採用と適正使用の情報提供に取り組んでいます。担当する主力品の処方シェアを3年で18%から29%に伸ばし、2年連続で支店表彰を受けました。
MR からメディカルサイエンスリエゾン(MSL)を目指す場合
MR として8年、糖尿病領域で基幹病院の医師との科学的な議論を重ねてきました。論文の読み込みと院内勉強会の講師を得意とし、臨床研究の相談窓口も担いました。より専門的な立場から医療に貢献したく、MSL を志望しています。
MR から医療機器営業へ
製薬会社の MR として6年、循環器領域の病院を担当してきました。医師や看護師、臨床工学技士との関係づくりと、院内の採用プロセスの理解を生かし、医療機器の営業として現場の課題解決に関わりたいと考えています。
使える実績の例文
見本にないものも含めた、この職種で伝わる実績の書き方です。型を借りて、自分の数字を入れてください。
- 担当領域の処方データを分析して訪問の優先順位を見直し、面談の質を高めて新規処方施設を年30件増加。
- 地域の連携パスの勉強会を医師会と共同で企画し、診療所の医師約60名が参加。
- Web 面談を活用し、訪問規制のある病院で面談数を前年比1.5倍に。
- 後発品の参入後も主力品の売上減少を5%にとどめ、全国平均(20%減)を大きく上回る。
- 新人 MR 2名の同行指導を担当し、2人とも初年度に目標を達成。
- 副作用の情報を迅速に収集・報告し、社内の安全性部門から表彰。
- 基幹病院の薬剤部向けに適正使用の資料を作り、問い合わせ対応の時間を半減。
- 担当エリアの売上を3年で約2億円から約3億円に拡大。
書くべきスキル
専門スキル
ヒューマンスキル
書いておきたい資格・免許
- MR 認定証(MR 認定センター): MR として必ず書く資格です。取得年も記載します。
- 普通自動車第一種運転免許: 営業車での訪問に必要とされることがほとんどです。
- 薬剤師免許: 持っていれば最初に書きます。
- TOEIC: 外資系製薬会社への応募で評価されます。
枚数と構成
A4 で1〜2枚。支店や担当が変わるたびに職歴を分け、担当領域と施設数、実績を書きます。
よくある失敗
- 担当領域や施設の種類が書かれていない。
- 売上の数字だけで、シェアや達成率、順位がない。
- 講演会や情報提供の工夫が書かれていない。
- MR 認定証の取得年が抜けている。
よくある質問
MR の職務経歴書で重視されるのは?
担当領域と施設の経験、シェアや達成率の実績、新薬の立ち上げや採用の経験です。応募先の領域に近い経験を先に書きましょう。
製品名は書いてもいいですか?
一般名や領域で書くのが無難です。「DPP-4 阻害薬」「降圧薬(ARB)」のように書けば、経験の内容は伝わります。
MR から異業種に転職できますか?
できます。医療機関との関係づくり、データに基づく営業、講演会の企画などは、医療機器営業や CRO、ヘルスケア IT などで生かせます。