経理課長の職務経歴書の見本
経理16年、課長として6年の経験を持つ経理マネージャーの職務経歴書です。経理の管理職には、決算を確実に回す体制づくりと、部門の生産性、内部統制、人材育成が求められるため、それぞれの成果を数字で書いています。
経理課長この見本を使う
採用担当者が見るポイント
- 管理の範囲: 部下の人数、会社と子会社の規模、担当する業務の範囲。
- 体制づくり: 決算の早期化、業務の標準化、属人化の解消。
- 内部統制と税務: J-SOX、監査対応、税務調査、申告の経験。
- プロジェクト: ERP 導入、経理の DX、制度対応の責任者経験。
- 人材育成: 部下の育成、評価、採用への関与。
職務要約の書き方
経理の年数と管理職の年数、部下の人数を書き、決算体制と生産性の成果を1〜2つ加えます。
経理として16年、うち6年は経理課長として部下6名を統括してきました。月次・年次決算、税務申告、予算管理、内部統制の運用を担い、ERP の導入プロジェクトでは経理側の責任者を務めました。月次決算を10営業日から5営業日に短縮し、部門の残業時間を4割削減しています。
経理部長・CFO 候補に応募する場合
経理として18年、課長として8年、決算・税務・予算管理と内部統制を統括してきました。ERP 導入と決算早期化を主導し、経営会議での数値報告も担当しています。経理財務の責任者として、経営判断に役立つ管理会計の仕組みを作りたいと考えています。
使える実績の例文
見本にないものも含めた、この職種で伝わる実績の書き方です。型を借りて、自分の数字を入れてください。
- 部門別の損益管理の仕組みを作り、経営会議への月次報告を第10営業日から第6営業日に前倒し。
- 税務調査に3回対応し、いずれも大きな追徴なく終了。
- 経理業務の手順書を全60業務で整備し、担当者の休職時も締めの遅れゼロ。
- 請求書の受け取りを電子化し、年間約2万枚の紙を削減。
- 部下の資格取得を支援し、3年間で簿記2級4名、1級1名が合格。
- 子会社の経理を本社に集約し、グループ全体の経理人員を2名削減。
- 資金繰り表を週次で作り、借入金の残高を2年で15億円圧縮することに貢献。
- 経理部門の採用面接を担当し、5年間で中途採用4名の定着率100%。
- 予算の策定プロセスを見直し、予算と実績の差を平均8%から3%に縮小。
書くべきスキル
専門スキル
ヒューマンスキル
書いておきたい資格・免許
- 日商簿記検定 1級: 経理管理職としての専門性を示します。
- 税理士試験の科目合格・税理士: 税務まで統括してきた証明になります。
- 公認会計士・USCPA: 持っていれば最初に書きます。
- ビジネス会計検定: 財務諸表の分析力を示したい場合に。
枚数と構成
A4 で2枚。課長としての職歴を詳しく書き、それ以前は担当範囲を1〜2行にまとめます。
よくある失敗
- 管理職としての成果がなく、担当者時代の業務の説明が中心になっている。
- 部下の人数や管理の範囲が書かれていない。
- 早期化や残業削減の成果に数字がない。
- ERP 導入などのプロジェクトで、自分の役割が書かれていない。
よくある質問
経理課長の職務経歴書で重視されることは?
決算を確実に回す体制、部門の生産性、内部統制、そして部下の育成です。それぞれについて、自分が何を変えたかを数字で書きましょう。
マネジメントの経験はどう書けばいいですか?
部下の人数、業務の割り振り、評価への関与、育成の結果(資格取得、昇格)を書きます。管理の範囲がわかると評価しやすくなります。
業界が変わっても経理の管理職として転職できますか?
できます。決算や内部統制の経験は業界を問わず生かせます。業界特有の会計処理があれば、学ぶ姿勢を伝えましょう。